生産者VOICE

2012年入社

臼杵農場・副農場長

育成の過程を見守るのが楽しみ

入社時は、大分農場でニラと柑橘の栽培に取り組んでいました。
2018年に臼杵農場に異動し、現在は副農場長として従業員さんと一緒に甘藷(さつまいも)栽培に取り組んでいます。
2月にハウスで苗を育て、4月頃に苗を圃場に植え付け、9月頃までしっかり生育し収穫します。
作業自体は毎年同じことの繰り返しになりますが、やはり自然相手の仕事なので天気やタイミングを見計らって調整しながら、作業を進めることが難しくもあり、この仕事の醍醐味でもあると感じています。

大分のブランドいも「甘太くん」として出荷するためには収穫後40日以上貯蔵し、糖度を高める必要があります。
最終的にはお客さまの口に入るものなので、育成はもちろん貯蔵においてもしっかり管理し、「おいしさ」と「安全」を両立させることが大事だと思います。
2012年入社
農業を志した理由は?
祖父が柑橘栽培を営む農家で、小さいころはよく手伝いをしていました。
いつか祖父の仕事を手伝うことができればと思い、農業大学校に進学し柑橘類を勉強しました。当社の前身であるJR九州ファーム大分が柑橘を栽培をしていることを知り、いいチャンスだと思い入社しました。
残念ながら会社として柑橘の栽培から撤退してしまいましたが、周囲の仲間や良い環境に恵まれ現在に至っています。

1日のスケジュール

  • 8:00

    出社

    ミーティングを行い、1日の作業内容を共有、確認します
  • 8:30

    圃場での作業

    育苗、植え付け、施肥など季節によって様々な作業を行います
  • 12:00

    昼休み

    昼食をとり、ゆっくり休憩します
  • 13:00

    圃場での作業

    自分も作業に加わりますが、従業員さんの作業状況もチェックします
  • 15:00

    休憩

    グループで世間話したり、一人でのんびりする人も...
  • 15:30

    事務作業

    従業員さんの勤怠管理や本社への報告など
  • 17:00

    業務終了

    ※場合によっては残業することもあります

生産者を目指す方へのメッセージ

農業に対するマイナスイメージを払拭したい

農業に対して良いイメージを持っている方は、残念ながら多くはないと思っています。
重労働で休みがなく、自然相手の仕事なので生活リズムも不規則になりがち、皆さんもそのようなイメージをお持ちではないでしょうか?
私自身この仕事に携わって10年を越えましたが、確かにラクな仕事ではないと感じています。
その一方で、自分が大切に育てた作物がお客さまの手に届き、喜んでもらえるという事実も実感しています。
JR九州ファームの社員として、後進の皆さんが働きやすい環境づくりに取り組み、農業という選択肢を前向きに捉えてもらえるようにしていきたいです。