2015年入社
玉名農場・農場長

地道な努力もチャレンジ精神も評価します

現在は、玉名農場の農場長として農場の運営方針を決めたり、事務作業を含む管理業務全般に携っています。
ビニールハウスは5棟あり、それぞれに担当社員を決めて基本的な管理は各自に任せていますが、日々の日課として全てのハウスを巡回し、気付いた点があればアドバイスしたり、一緒に対策を考えたりするようにしています。また、スタッフと一緒に葉刈りや収穫、出荷などの実務にも携り、現場でしか分からない気付きを大切にしています。

手をかければかけるほど収穫量や品質に如実に反映される点が、この仕事の醍醐味だと思います。
例えば、収穫の少ない冬場に準備を怠らなければ、春以降に結果として返ってくると確信しているので、日々の地道な作業も頑張れるし、決して意味のない作業はないということが実感できるのではないでしょうか。
ただ、どうしても自然相手の仕事なので、予期しないアクシデントが起こる可能性をゼロにできないところがこの仕事の難しさですね。

私は学生の頃から、仮説を立てて実験し、結果を検証する研究的なことが好きだったのですが、入社後、しばらくした頃にビニールハウスの一部を試験区域として任され、自分が理想とする方法で栽培実験をさせてもらう機会をいただきました。そういう機会を与えてくれたこと自体が嬉しかったのですが、結果を会社に報告したところ、私が試した栽培方法を一部採用してもらえることになりました。自分がやりたいことが出来たし、結果にも残すことができたので大きな自信に繋がりました。
JR九州ファームはビニールハウス栽培、露地栽培から畜産まで幅広く手掛けていますので、「植物や動物に興味がある」「試験的なことが好き」など、少しでも農業に関連する興味・関心があれば、その好奇心を満たしてくれる環境だと思います。

農業を志した理由は？

農業高校を卒業し、専攻科で更に2年間「トマトの水耕栽培」について勉強し、これまで学んできた栽培についての知識を活かせる仕事を探していたところ、大きな規模でミニトマトの栽培を行っているJR九州ファームと出会うことができました。学校で試験的に小区画で栽培するのと、ビジネスとして大規模な栽培を行うのでは大きな違いがあり最初は戸惑うこともありましたが、当時の農場長など先輩スタッフと一緒に試行錯誤を繰り返し、安定した収穫量や作業の効率化などに貢献できたと思います。

1日のスケジュール

7：00
出社

5棟あるハウスを巡回し、育成状況などの確認を行います
8：30
収穫作業

ヘルプが必要なハウスで、スタッフと一緒に収穫作業を行います
10：00
休憩

適度に休憩を挟みながら作業を続けます
10：15
選果作業

箱詰めする前に傷や虫食いがないか確認し、不要なものを取り除きます
12：00
昼休み

事務所でスタッフと一緒に昼食をとり、休憩します
13：00
出荷業務

出荷作業ならびに業者への対応を行います
14：30
ハウス巡回

作業状況の確認や設備のチェック、作業が遅れているハウスがあればフォローします
15：30
業務終了

※場合によっては残業することもあります

生産者を目指す方へのメッセージ

農業の基盤を築ける環境です

今の時代、農家として新規就農することは、土地の問題、資材の高騰、そしてノウハウや将来への不安がありかなりハードルが高いのではないかと思われます。その点、JR九州ファームであれば、土地やノウハウはあらかじめ準備されていますし、生産者とは言え会社員なので毎月の給料をもらって安定して働くことができます。また、JR九州ファームという知名度を活かせば、地域の農家さんをはじめ、いろんな方面に人脈を築くこともできるでしょう。
業務を通して栽培のノウハウを身に付けると同時に、周囲からのアドバイスにも耳を傾けることで、農業をビジネスとしてやっていけると自信がついた時点で、この会社で上を目指すのもいいでしょうし、独立して自分が理想とする農業を追及する道を選択してもいいと思いますよ。