生産者VOICE

2019年入社

新富農場

全ては消費者さんの笑顔のために

現在は、朝一番の社員、従業員さんへの作業指示や防除のスケジュール管理や薬剤選定に従事しています。今日はどこのハウスでどんな作業をしなければならないか注意点も含め、技能実習生にもわかりやすく指示を行ない、ピーマンの生育状況や病害虫の発生状況を確認し、どのハウスにどのタイミングで、どの薬を散布するのかを決めるのが主な仕事です。
栽培面積が広いので防除作業にかなりの時間を費やしますが、時間を見つけては収穫や出荷を手伝うなど、より詳しい現場の状況把握に努めています。

最近では、IPM(総合的病害虫管理)にも取り組んでおり、農薬の使用回数削減や防除にかかる労力の削減のために天敵の活用にも取り組んでいます。季節に応じた病害虫リスクや、発生している病害虫に対して散布する薬の種類や濃度を細かく調整する必要があるのですが、散布した薬がしっかりマッチして、ピーマンが元気な状態で収穫できるとやっぱり嬉しいですね。入社当初は病害虫の発生をコントロールすることが難しかったのですが、近年は上手く病害虫をコントロールできており、少しずつ見る目と知識・経験が養われて農場全体が成長していることを実感しています。

一方で、散布する薬の種類や濃度回数を見誤ると大変な損害に繋がりかねないので、自分の目でしっかりと状況を確認し、分からないことがあれば頼りになる先輩がいますので相談した上で方針を決めるなど、細心の注意を払って業務に取り組んでいます。
2019年入社
農業を志した理由は?
祖父がメロン農家として農業に従事していますので、まずは後継者として一緒に働き、将来的には独立して農業に従事したいと思っていました。
メロン栽培の裏作としてピーマン栽培ができればと考えていた時に、JR九州ファームの新富農場でピーマン栽培をしていることを知りました。将来的には独立する意向があることを理解しながら、ピーマンの栽培について学ぶ機会をいただいていることに感謝しています。

1日のスケジュール

  • 7:00

    出社

    ハウスを巡回し、ピーマンの育成状況や病害虫の発生状況を確認
  • 8:00

    防除作業(農薬散布)

    事前ミーティングで使用する薬剤等を確認し、2人1組で2ハウスを担当します
  • 12:00

    昼休み

    1時間ゆっくり休憩します
  • 13:00

    防除作業(農薬散布)

    面積が広いので状況によっては終日、防除作業に携る日もあります
  • 14:00

    ビニールハウスの修繕

    ビニールハウスの保守も大切な仕事です
  • 15:00

    休憩

    休憩を兼ねてスタッフから現場の状況などを聞いたりします
  • 15:15

    収穫・選果

    スタッフと一緒に収穫や出荷のお手伝いをします
  • 17:00

    業務終了

    ※場合によっては残業することもあります

生産者を目指す方へのメッセージ

少しでも前向きな気持ちがあればチャレンジして欲しい

農業はどうしてもマイナスイメージが先行しがちですが、自分が一生懸命育てた作物がそのまま消費者に届き、誰かの笑顔に繋がるのであれば、それだけでも農業にチャレンジする理由になるのではないかと思います。
私は学生時代に野球をしていたのですが、試合や練習後に祖父が育てたメロンを食べることが疲れた体の癒しになっていたことを今でも鮮明に憶えています。他人にとっては些細なことと思われるかもしれませんが、このような経験があったからこそ、いま農業を仕事に選んでいるのかもしれません。