生産者VOICE

2020年入社

内野宿養鶏場

お客さまからの声が仕事の励みになります

内野宿養鶏所では、餌や飼育環境にこだわり、鶏にストレスの少ない飼育方法を取り入れることで“おいしさ”と“安全・安心”を両立させた独自ブランドの「うちのたまご」を生産しています。

現在は、卵を集める集卵作業や鶏舎の掃除、卵の選別、出荷作業など鶏舎に関わる仕事全般に携っています。
内野宿養鶏場には直売所が併設されており、私もお客さま対応をしたりするのですが、お客さまからいろんなお話を聞けるのが励みになります。「元々、卵は苦手だったけど、ココの卵なら食べられる」などのお声をいただくとこだわって飼育している苦労が報われますね。

作業をする中で鶏舎内を清潔に保つということには、特に気を付けています。
外部から鳥インフルエンザのウィルスを持ち込まないようにすることはもちろん、鶏に付くダニの発生を抑えるなど、何かあってからでは遅いので注意深く鶏の様子を観察し、予防のための清掃、異常時の初期対応には特に気を配っています。
2020年入社
農業を志した理由は?
母方の実家が糸島で米作りをしており、小さいころから手伝いをしていたので農業は身近な存在でした。
高校は農業高校で畜産を勉強し、農業大学校では、将来的に実家を手伝うことも視野に入れて米作りを勉強していました。大学卒業後は別の農業法人に就職しましたが、自分の好きなようにさせてくれる代わりに、その責任も大きく、将来について考える時間が増えていました。そんな時に大学の同期から「養鶏の仕事を手伝ってみる気ない?」と誘われて内野宿養鶏場で働くことになりました。

1日のスケジュール

  • 8:00

    出社

    本日の出荷内容について確認し、スタッフと作業内容の打ち合わせを行います
  • 8:10

    集卵作業

    鶏舎に入り、産み落とされた卵を大切に集めていきます
  • 9:00

    給餌

    基本的には機械で給餌しますが、牡蠣殻を手作業で与えたりします
  • 9:30

    鶏舎の掃除

    鶏舎内を清潔に保つことが病気やダニの予防に繋がります
  • 10:30

    集卵作業(2回目)

    集卵後に、鶏の様子をしっかり観察しつつ、掃除の続きを行います
  • 12:00

    昼休み

    1時間ゆっくり休憩します
  • 13:00

    鶏糞の処理

    コンポストで鶏糞を発酵させ堆肥を作り、周辺の農家さんに配っています
  • 15:00

    給餌(2回目)

    給餌後は鶏舎入口の消毒液を替えるなど、清潔を保ちます
  • 17:00

    業務終了

    ※場合によっては残業することもあります

生産者を目指す方へのメッセージ

自分なりの農業のカタチを確立できる環境

今まで農業に携ってきて感じるのは、「農業に正解はない」ということです。
特に最近は猛暑の影響で気温の変動が激しく、物価高によって餌代や水道・光熱費も上がっているので、今までの方法をそのまま続けるのではなく、何か工夫できることはないのか?広い視野をもって柔軟に対応していく必要があります。
長年農業に取り組んでいるJR九州ファームであれば、野菜や卵など、それぞれの育成ノウハウがしっかり確立されていますので、与えられた仕事+αで自分に何ができるのかを考え、自分なりの農業のカタチを模索しながら見つけて欲しいですね。